2016/08/28
無添加の意味とは?|無添加製品って本当に安全ですか?
どうも!プロスパー理学美容院の遠藤です。今日は無添加製品についてお話ししてみたいと思います。
化粧品やシャンプーなどに書かれている「無添加」という文字は
なんだかとっても肌に優しいイメージがある響きで、女ごころをくすぐりますよね。
無添加ってどういう意味だかわかりますか?
「悪いものが入っていない」というイメージです。うーんそれだけかな?
では、悪いものってなんですか?って尋ねてみると 意外と答えられない人が多いです。
無添加の意味がわかっていないのに
ただ無添加という言葉のイメージだけで安心している人がほとんどではないでしょうか?
無添加って何だろうとさえ思わない人もいますね。
無添加化粧品という言葉に、全く疑問を感じないですか?感じてくださいネ。(笑)
では無添加って何なのかを改めて考えて見ましょう。
無添加の意味が良く分からない、という方はぜひご覧ください。ではさっそくはじめて行きましょう。
Contents
1.無添加の意味って何ですか?
無添加の意味を一言で説明すれば、日本薬事法で決めている
皮膚障害を引き起こす可能性のある成分102個(+1)が
入っていなければ無添加という言葉を使うことができるのです。
+1というのは香料です。
香料は石油から作られているものもあれば天然由来のものまであり幅が広いためその他1になっています。
原料臭は絶対にあるので無香料ということはあり得ないですね。
香料の安全性を判断することはとても難しいです。
肌に優しいイメージというよりかは、
薬品の配合が102個(+1香料)の有害性のある化学薬品を含まなければ
無添加表示ができるってわけなんですね。確かに危険であるといわれる薬品を使わなければ安全ぽいです。
しかしその基準は誰が決めるのでしょうか?人間ですよね。
国によってもちろん法律も違いますから、
指定された成分の基準も違います。
日本の指定成分は102種類(+1香料)です。この数が多いとみるか少ないとみるかは考え方次第です。
ヨーロッパでは指定成分を約5000種類だそうです。
日本の50倍の薬品を有害成分として指定しています。
国によってかなり薬品に対する考え方が違いますよね。
日本人はかなり薬に寛容な民族ともいえそうです。
さて、私たちは日本人ですから、
日本で決めたお約束を守らなければなりません。
約束事を守れば違法ではありません。指定成分の102個(プラス1)を使わなければ
無添加と呼べるわけですからとても単純な定義が生まれるわけです。
102個(+1香料)の化学薬品を使わないで化粧品を作れば晴れて無添加です。
無添加と表示されているから安心なんだ、
じゃなくって無添加の意味を知ることも必要です。
知らないで使うより知って使ったほうが気持ちがいいでしょ。
だから詳しく無添加化粧品についてお話ししていきたいと思います。
2.無添加表示ができる化粧品とは?
一般の人には化粧品の安全基準なんてわかりませんよね。
そこで誰にでもわかるように一定の基準を厚生労働省で設けています。
基準を設けておけば責任の明確化も図れますね。
昔は成分の表示義務もありませんから化粧品メーカ-が、
どんなものを配合して作っているのかわからないまま私たちは化粧品を使っていました。
一般消費者ができる良い化粧品の判断基準は手触りだとか、いい香りがするな、くらいですよね。
昭和52年、化粧品が原因で皮膚に黒い色素が沈着したことがきっかけで裁判が行われました。
その後、消費者に安全を促すために内容成分を表記する義務が生まれました。これが化粧品指定成分の表記の始まりです。
でも表記してあっても 難しいカタカナばかりで化学薬品名が書いてあっても、
ちんぷんかんぷんでわかりませんよね。虫眼鏡で見なければ読めないくらい小っちゃくてほとんどの人がスル―します。
箱に書いてあったりするから捨てちゃったりしますよね。
万が一肌にトラブルが起きたとしても読まなかったあなたが悪いと言えることもできます。
最近はネットというものが普及し成分も調べられるようになったので、一般の人でもなんとなくわかるようになってきました。
でも情報がバラバラで「良い」という人もいれば、「悪い」という人もいて、
どちらの意見に自分の考えが近いのかで判断している段階だと思います。
これからだんだん、正しい意見が残っていくのではないでしょうか?
化粧品メーカーが最も頭を悩ませるのは何だか知っていますか?それは腐敗です。
製品の長期保存は不可能で雑菌は日ごとに増殖されていきます。
そのためには文明の利器である防腐効果のある薬品が必ず必要になります。
静菌効果のある植物だけでは到底腐敗を防ぐことはできません。もしできたらとっくに化学者は取り入れていますよ。
雑菌だらけの腐ったものを使うか、薬品を使って菌の繁殖を抑えるのか、
二者択一を考えた場合、化学薬品の力をお借りしたほうが断然メリットがあります。
防腐剤であるパラオキシ安息香酸エステル(以下パラベン)は指定成分の中に指定されています。
なのでパラベンが一滴でも配合されていたら無添加表示はできなくなります。
無添加表示ができなくなると、一般消費者へのイメージが悪くなるじゃないですか。
だからどこの化粧品メーカーも、指定されたパラベンを配合したくないんです。
パラベン以外で防腐を考えるとなると、抗菌剤(殺菌剤・消炎剤等)が思い浮かびます。
殺菌剤は指定成分ではないので、配合しても無添加表示ができます。
殺菌剤の配合量は基準があるものもあれば、上限がないものもあります。
使用量の上限がなければ殺菌剤を防腐剤代わりにするのであれば、使用する量は化粧品メーカーが決めることもできます。
私たちの身の回りには殺菌剤がありとあらゆるところで活躍して、
親しみがあるだけにほとんどの人が、危ない薬剤だと感じていません。
病院では絶対に必要だし、洗濯するときも漂白剤は身近にあるし、
髪を染める時だって使っているし、歯磨き粉には入っているし、傷口の消毒にも使うし、
あらゆるものに使用しているので特に気にしないのです。どちらかというと誰にでも歓迎されるエリート的存在ですよね。
でも、漂白剤の原液を素手で使用する人はまずいません。
四六時中漂白剤を使用したら手が荒れることは誰もが知っています。
では指定成分に入ってしまった悪いイメージの防腐剤と、
誰からも好かれるエリート的な殺菌剤の違いについてお話ししていきたいと思います。
3.防腐剤と殺菌剤は、はたしてどちらが安全なのでしょうか?
防腐剤を配合しなければ製品は必ず腐敗するということが前提でお話ししてみたいと思います。
国で皮膚障害を起こす可能性があると指定された防腐剤(パラベン)と
指定成分には入らなかった抗菌剤(殺菌剤)を比べてみましょう。
防腐剤は例えれば 空気中、水中、土壌、皮膚に潜んでいる菌などの微生物の増殖を抑制(防止)する薬剤で静菌作用です。
腐敗菌だけを狙いを定めています。
しかも成分量の1%以内で効果を出すといわれています。ほんの少量です。
パラベンに反応を起こす数も稀であるという報告が出ています。
パラベンよりよっぽど怖い添加物は世の中にはたくさんあります。
ただ知らされないで過ごしているだけかもしれませんよ。
それに対する殺菌剤の性質は、あらゆるカビ、細菌、ウィルスなどの微生物をみな殺しする薬剤です。
しかも防腐効果が弱いため多量に使用しなければ防腐としての効果がないものもあります。
多量に使用したらどちらが安全だろうか?と思いませんか?
人間にとって有益な菌まで消滅させてしまうと、
皮膚免疫力を低下させてしまう原因にもなります。
化粧品は化学薬品の毒性を低くしてありますから、
付けたらすぐになにかが起こるわけではありません。
長期に渡って使用していると、じわりじわりと問題が起こる可能性があるのです。
殺菌剤は習慣性があることはステロイドと似ていて、
殺菌剤をやめた時、禁断症状が起こる場合があります。
リバウンドや免疫力の低下は、肌がヒステリックになる場合があり、
本当だったら毒性のないものにまで反応を起こす場合があります。
自分の汗にかぶれる?って話をよく聞きますが、
自分の汗に毒があるなんて思いたくないですよね?
本来毒性のないものにまでかぶれる。これが自己免疫疾患です。
特効薬が効かないほど、ややこしい皮膚疾患が誕生する原因の一つです。
時間とともに、アトピー性皮膚炎を誘発する原因だったり、手荒れの原因につながる場合もあります。
何を選択されるかはもちろん自由です。
しかし肌トラブルのある方が何を試してもよくならないなと感じた時は、
今お使いの製品の配合原料のチェックが必要なのではないか?がという提案です。
無添加って本当に安全ですか?再度確認してみてはいかがでしょうか?
4.歴史をたどって無添加の意味を考えて見ましょう
自然には存在しないようなものが化学合成され、
世の中に大量生産されたので逆にその安全性を疑う人達も現れて、
いわゆる自然派化粧品や無添加化粧品という流れを作ってきまいた。
マーケティング上でも都合の良い言葉として生まれたのかもしれませんね。
しかしよく考えて見れば、便利な生活をさせて頂いている以上、
添加物ゼロだということはありえないということに気が付かなければ、いつまでもいたちごっこです。
なぜ添加物が増えてきたかと言えば便利な暮らしをもとめてきたからです。
苦労は誰だってできればしたくありません。
便利を知ってしまった以上狩猟、採取していたころのように、
斧を持ってマンモスを追いかけた原始時代に戻れるかってそれは無理です。
添加物が怖いと言って自分だけが原始時代の生活をしてみても、
隣のお家が文明の利器を使っていれば、結局無添加生活はできないくらい複雑な環境になっています。
お米を作るときだって自分の家では無農薬でお米をつくっていても、
隣で農薬を使用していれば風にのってこちらにも影響がありますよね。
火を自力でおこすなんてとっても考えられません。
無添加化粧品を知るためには、保存と無添加の関係は切っても切れない縁があります。
では二足歩行を始めた500万年前にさかのぼって保存と無添加の関係についてお話ししたいと思います。
4-1 .生きるための保存
人間には他の動物とは違った能力を持っています。
二足歩行を始めた頃から男性と女性の役割分担が明確になりました。
男性は平原を移動し、食料の確保に人生を費やします。
食料を確保するのは家族を養うためです。
獲物を確保しなければならないのは今も昔も変わりませんね。
命を繋ぐ肉や野菜の貯蔵を考えなければならなかったのです。
人間が文明獲得と進化発展させる段階で食料の保存は必要に迫られました。
長期保存ができ腐敗、昆虫、カビ、細菌等他の動植物に消費されにくくするための保存方法が必要になりどんどん進化してきたのです。
昔の人は塩蔵、乾燥、燻製、発酵など生活の知恵で保存していました。
貯蔵のルーツを考えた時思い出すのがナポレオン。戦争中に食糧問題で悩まされ、
新鮮なまま長期保存する方法を考え出しました。それが缶詰めの始まりと言われています。
生きるための保存ですね。
熱で処理し無菌状態にして完全密封をしたのが缶詰です。
その後冷蔵、凍結によって食品の腐敗を防ぎ新鮮なまま貯蔵できるようになったのです。
缶詰の発明と冷蔵(冷凍)保存の技術が発達し、腐敗を少しでも避けられるようになりました。
これを化粧品に置き換えて考えて見ると、常温で数年間保存ができ、菌が繁殖しない状態を保たなければなりません。
国の化粧品の保存基準は未開封で3年。
封を開けて1年は持たなければ認められていません。
食材よりも、もっと長く保存し、しかも常温で腐敗もしないことが条件です。
シャンプーは湿気の多い場所で使用します。
化粧水の成分は、ほぼ水でできています。水は菌の繁殖にもってこいの条件です。
食品よりもっとはやく腐敗するのが当然です。
ここでやっと今回のテーマ無添加って本当に安全なんだろう?という話に進めていきます。
そこで無添加なのになぜ腐らないのか?という疑問が生まれてくるのです。
4-2.天然物こそ腐りが早い!
よく天然成分配合という文字を見かけます。
美容効果のある植物とか、コラーゲンだとかヒアルロン酸など、とっても若返りそうでうれしいですよね。
天然物の抽出成分は栄養豊富なだけに腐敗は最も早く雑菌の混入する確率も高く、菌が増殖しやすい環境です。
台所をあずかる女性なら、野菜があっという間に腐る姿は見ていますよね。
化粧品はいろいなものの中に天然物を練り込むのでもっと腐りやすいです。
この天然物という不安定な成分をいかに安定させるかが化粧品製造の腕試しです。
人にはできる事とできないことがあります。
腐敗を止めることは人間には到底、踏み込めない領域です。
安定保持のために化粧品に防腐剤を使うことはメリットです。
菌まみれの化粧品を使うほうが新たな問題を起こします。
化粧品を自分で作れば安心という人がいますが、
はたして本当に安心なのでしょうか?では、手作り化粧品についてお話ししてみたいと思います。
4-3 .手作り化粧品なら安心ですか?
特に素人さんが作る場合は衛生管理が不安定です。
作る過程で塵一つない部屋で作り、特に容器の管理は大事ですし、
手指の雑菌にも注意が必要です。衛生管理に少しでも問題があれば雑菌はたちまち繁殖していきます。。
特に手作りを理想に置いている人はパラベンを嫌う人が多いです。
手作り用に良い防腐剤があればいいのですがなかなか満足に使えるものがないです。
悪にされてしまったパラベンを手に入れたくても、
一般の人にはそう簡単に手に入るようなものではないので心配には至りません。
手作りを考える方は植物などの防腐剤を使用すると思いますが、
それでは防腐力が全く弱いです。もしそれで防腐の効果がきっちりあるなら優秀な研究者たちが悩んだりはしません。
結局、薬局で手に入るエタノールなどの殺菌剤を使用することになると思います。
これも使い方を誤ると大変なことになりますからご注意くださいね。
厳密に濃度調節ができますか?沈殿物が全く出ないように作れますか?
沈殿物こそ菌汚職されるスピード速いです。
手作りの化粧水は防腐力が本当に弱いので冷蔵庫に保管し、
一刻を競い合うほど早く使い切ることが大切です。
冷蔵庫で保管すると思いますので、
小さなお子様がいらっしゃる場合誤飲にも注意が必要だということも頭の隅に置いておいた方がよさそうですね。
手作り化粧品は趣味で作る分には楽しいと思いますが、
皮膚の健康管理から見た場合は菌の繁殖の方が怖いので
よく考えてからお使いになられることをおすすめします。
大人が自己責任で作り使用する分には構いません、
肌のデリケートなお子様に使用することは本当に慎重に使っていただきたいものです。
もちろん何を使おうが選択までは強制はできません。手作り化粧品は全て自己責任ですね。
無添加製品や手作り化粧品はたまた、
お湯だけで洗髪なさっている方が、
髪を染めたりパーマをした場合、美容院での施術はとても慎重になってきます。
ご自分では気が付かないうちに細菌感染症を起こされている場合もあるからです。
細菌感染症の方は美容事故が起こる可能性は非常に高いので注意を呼びかけてます。
さて化粧品って何の目的のために使用しているのでしょうか?
いつまでも健康な肌で若々しくいたいからお化粧品を使用するのではないでしょうか?
4-4.防腐剤の量を減らし、さらに製品の安全性を保つ
今ある防腐剤の中で腐敗菌に対する静菌効果が優れているのはパラベンです。
パラベンは人間にとって必要な菌を殺さないので人体にとっては安全で安心な成分です。
突き詰めていけば化学物質に安全なものがあるか?
といったら答えはNOです。なのでパラベンを配合する時に安全に使えるような工夫は必要です。
工夫の一つに、腐敗を起こす前に酸化を防止することができます。
酸化防止を丁寧に対処すれば、おのずとパラベンの量は減らせます。
化粧品の安全、安定をを追求するテクニックに、腐敗防止のために植物を使用することもありますね。
確かに腐りにくい植物もありますし、酸化を抑える効果のものもあります。
例えばビタミンE,コメ胚芽油(オリザノール)、グリシン(アミノ酸)、緑茶エキスなどで適切に対応できます。
しかし最終的には天然由来成分自体は腐敗するものです。
その欠点をカバーするためにパラベンを少しお借りするという考えが最も理想的です。
パラベンの配合は成分量の1%以下という決まりがありますが、
1%の量をもっと減らせば安全に使用できるじゃないですか。
化粧品を作る工程は熱処理をして無菌状態にします。
無菌状態を維持できれば何の問題もないです。つまり菌を増やさない工夫がなされているかが大切な事です。
美容効果を出すためにはには、折り合いを付けなければならないこともあります。
防腐って頭の良い化学者が頭を抱えているのがお分かりでしょ。
とっても難しいのです。なんのメカニズムもしらない素人にはやはり難しいです。
化粧品やシャンプーは無添加、つまりパラベンなしでは化粧品作れないってことです。
ここまでパラベンを使わないだけで「無添加」って呼べるんだよ、
とすこし難しいお話しをしてきましたが、化粧品が無添加が良いか悪いとかそんな討論するために使うものではないでしょう。
何の目的で使用するものかな?とシンプルなことではないでしょうか?
5.化粧品って何が目的でお使いですか?
化粧品って、なぜあなたは使うのですか?
いつまでも老化をさせず若々しくいたいから化粧品を使用するのではないでしょうか?
美容効果を出すためには天然由来のものが一番効果が高いです。
パラベンが悪いと主張する方も多いですが、天然由来は腐るので必ず防腐剤(パラベン)は必要です。
というお話をしてきました。
どれをとっても 何をしても必ず違う考え方はあります。
天然由来製品だって、加工じゃないかという人もいます。
しかし石油から加工するのか、天然物で加工するかでは、
明らかに安全性に違いがあることはお分かりになると思います。
論議は果てしなく続くものです。最終的に何を使うのかは個人の自由意志ということです。
しかしはっきり言えることは、防腐剤が入っているとか入っていないとか、
そんな理由で化粧品を使用するものではないです。化粧品の目的はきちんとした美容効果の結果が出ることです。
メーカーが何を目的で化粧品を製造しているかという姿勢が大事だと思います。
無添加を売りにしたいのであれば無添加で作ることに意識が向きます。
パラベン配合を気にするのであれば、
美容効果をあきらめ、化学化粧品(無添加)が一番良いと思います。
化学薬品の方が腐りにくいので安定的に使用できます。
美容効果を上げたいとか、肌トラブルを改善したいと思うのであれば化学薬品では目的が達成できませんけどね。
天然成分は高い美容効果というメリットがありますが、
腐るというデメリットもあります。パラベンは悪いものだと主張する方々もおられますが、
美容効果を上げたり、改善するための道具として(防腐の力として)パラベンは必要だと考えます。
化粧品とは無添加か?無添加じゃない?が本来の美容目的でしょうか。
そうではないはずです。化粧品の目的はきちんと美容効果を出すものが本来の使い方です。
究極に考えたら、じゃあ何もしない仙人のような暮らしができるならそれも良いと思います。
顔も髪も結局蛇口をひねれば簡単に洗えるのは、
文明の進化に対しての恩恵を頂いていると感謝しなければならないと思います。
とても奥が深い話になっていきそうです。
まとめ
厚生労働省が指定する香料を含めた103種類を使用しなければ無添加表示が可能となります。
防腐剤であるパラベンは指定成分です。
パラベンを一滴でも配合すると無添加表示はできなくなります。
女性は特に無添加の言葉に優しいイメージを抱きます。
言葉のイメージに流されるのではなく、無添加とは何だろう?と考えてみることは必要です。
パラベンを配合したら無添加の表記はできなくなります。
なのでパラベン以外の防腐剤が必要になります。
パラベン以外に、防腐剤の代わりに殺菌剤が主に使用されます。
殺菌剤は人間にとって必要な微生物まで皆殺しにしてしまうというデメリットがあります。
殺菌剤を防腐代わりに使用する場合、
防腐能力が不安定なため量をたくさん使用しなければ効かないものもあります。
殺菌剤の使い過ぎは敏感肌になってしまう場合もあります。
指定成分に指定されたパラベンは防腐菌の抑制(沈静)です。内容量の1%以下で防腐菌だけを狙います。
パラベン量を減らすことができます。
防腐は最初の段階で酸化防止の取り組みが大切です。
酸化防止に有効なものはビタミンE,コメ胚芽、グリシン、緑茶エキスなどが有効です。
しかし天然成分だけでは防腐は万能ではありません。
そのためのパラベンが少量必要となりますが量はぐっと減らせ安全に使用できます。
化粧品は何の目的でお使いですか?
パラベンが入っているとか、入っていないとかではないですよね。
美容効果があるか、ないかということです。
美容効果がなければ化粧品を使用する意味は全くありません。
美容効果は天然由来のものが効果が高いです。天然物は腐ります。
だから防腐剤は必要です。化粧品は無添加(パラベンフリー)だから良いというわけではありませんね。
いかがでしたか?
道筋をきちんと理解すれば、
無添加の意味が見えてきますね。
ご自分で描いていた無添加と一致していましたか?
無添加って何だろうと今一度考えて頂けるきっかけになれば嬉しいです。

プロスパー理学美容院オーナー。
横浜市泉区和泉町にて、「毒性のある化学薬品を一切使わない」美容院をオープン。
「あの頃の自分に戻れる」をコンセプトに、薄毛、白髪、縮毛、損傷毛に悩んでいる方を、
自然本来の美しい状態に、劇的に美しく改善している。
Facebookページやホームページで、そのビフォー・アフターを見るだけでも、プロスパー理学美容院の凄さがわかる。
[…] ちょっと大げさな表現かもしれません。もちろん汚い方が良いと言っているわけではありません。ここでいう潔癖症というのは殺菌剤の使い過ぎを言います。以前に無添加製品の問題をお話ししたので読まれていない方はぜひお読みください。無添加の意味とは?|無添加製品って本当に安全ですか? […]