2019/04/07
ヘアカラーパッチテストをしなさい!ヘナで植物アレルギー検査をしてみた
間違えだらけの美容をやめ、
毒性のある化学薬品を使わないことによる
根本的改善が必要。
そのためには、
経験や知識のある美容の専門家の指導が不可欠です。
こんにちは。プロスパー理学美容院です。
今回は、ヘアカラーをするさいのパッチテストについて考えてみたいと思います。
美容師もメーカーから購入するので消費者です。
お客様に安心な美容をご提供する側の責任としても、一度は向き合わなければならない48時間のパッチテストです。
髪を染めたり、パーマをかけたりするのって加工技術ですよね。
加工するためには材料が必要で使う材料が体に適応できるかどうか?って事前にわかれば嬉しいですよね!
でも・・アレルギー(かぶれ)をパーフェクトに調べられるものなんてないです!
試行錯誤の生まれたのが皮膚貼付試験。いわゆるパッチテスト。
だれだって美容事故(かぶれなど)には遭遇したくないですからね。
絶対にパッチテストはするべきです!
極論ですが化粧をする人であれば毎回アレルギー検査を本当ならするべきです。
アレルギー検査が陰性なら、お顔や唇にべたべたと始められるわけです・・・
な~んて化粧する時にパッチテストをする人は、あまりいらっしゃいませんよね。
でも髪を染められる方は、
「ヘアカラーパッチテストをやりなさい」
と説明書で注意を呼び掛けていますし、ネットでも注意喚起を促しています。
あなたは髪を染めるときには、毎回アレルギー検査をしていますか?
ほとんどの人が
「パッチテストをしていません。」
「なぜパッチテストをしないのですか?」
というのが、今回のテーマです。
日頃髪は染めていてもパッチテストのことを深く考えたことがないと思います。
お肌が極度に過敏な人はパッチテストをした経験があるかもしれませんが、ほとんどの方は考えていない?
ということはパッチテストをしていない!
髪染めを購入したことがある方は、
パッチテストの説明書をご覧になられている方も大勢いらっしゃると思います。
でもやらない。この悪循環はなぜおこるのか?
パッチテストの説明書や文献を参考にしながら考えてみたいと思います。
そして実際に自分でパッチテストをし、パッチテストをやらない(できない)理由を探ってみましょう。
ご自分で染めている人はパッチテストをしない。
美容院でも同様でパチテストはなかなかできないのが現実です。
美容院サイドの事情もありますしお客様の事情もあります。
どちらのニーズにもそぐわないポジションに位置しています。
みんなやらないパッチテスト。やらないその理由とは?
Contents
1.ヘアカラーパッチテストは必ずしましょう
ごドラッグストアなどで購入し、ご自分で髪を染めている人も多いと思います。
ヘアカラーの説明書に入っている注意書きを読みもしないで「ぽいっ」ってゴミ箱に捨てていませんか?
実際の美容院の現場事情はこんな感じです。
【実例】
お電話でのご予約
当日ヘアカラーがご希望
😉 (お客様)
「初めてそちらで髪を染めたいのですが
お願いできますか?
できれば今日染めたいです」
😉 (美容師)
「お客様。髪を染める前は、
ヘアカラ―パッチテストを48時間やるように
美容メーカーからの指示がございます。
本日はパッチテストをさせていただき、
明後日、反応がないようでしたら、
白髪を染めさせていただきますね。」
😉 (お客様)
「いやいや、、、いつも染めていますが
かぶれたことは一度もありません。
だからパッチテストは、
やらなくても大丈夫です。
今日染めてください」
😥 (美容師)
「いやいや、、、いつもかぶれなくても、
体調が毎日変わりますので、
毎回、髪を染める前には、
パッチテストをするように指示がございます。」
😯 (お客様)
「いやいや、、、
今週の日曜日に結婚式があるのよ。
今日染めてもらわないと困ります。」
😥 (美容師)
「いやいや、、、そうおっしゃられましても、
パッチテストは・・・しないと・・・」
😡 (お客様)
「もう、いいわ!
こんな美容院はじめてで、不愉快だわ。
他の美容院はパッチテストなんかしなくても、
すぐに染めてくれますよ。
他の美容院にいくわ!」
ガチャン・・・・プゥープゥ―プゥー ☏。
大変お怒りのようです。
お怒りは井戸端会議の話題に進展していくことでしょう。。。
指示どおりのことをお客様に説明をしているにもかかわらずお客様を怒らせてしまったようです。。。
という感じでお客様からパッチテストのご要望がない限り、
感情を逆なでにするような発言は控えなければなりません。
言葉は微妙ですね。。。
パッチテストをやらなくても、かぶれを起こしやすい人の特徴は、
顔や頭皮を拝見すれば、おおよそのことはわかります。
たとえば顔や頭皮が赤い、湿疹ができているのはかぶれの前兆です。
治るまでは髪染めをお休みしてくださいね。
しかし、
かぶれを起こす前触れをお伝えしたとしても痛くも痒くもなければ
「大丈夫だから染めてください」
ということは、現場ではよくあるお話です。
ヘアカラーだけではなく、パーマをかける場合も同じです。
襟足が赤く髪が痛んでいたら、いつかぶれを起こしてもおかしくない状況だと判断できます。
髪が痛んでいたらきれいにパーマがかからない、髪が染まらない、
などの技術にも弊害がおこることも予測ができます。思った仕上がりにならないことが多いです。
せっかく休みを取って美容院に来たのに、・・・ここが接客業の難しさです。
普通、美容師は人間関係を穏便に済ませたいので、
髪が病気であろうと、お客様のご希望を叶えてさしあげようと努力をします。
しかし、ご病気の髪だと求めるスタイルにはなりません。
さじ加減を間違えると大変な事態になるとも限りません。
無理難題にお応えしお客様のご要望を形にできたとしても、
無理を繰り返せばその後、最終的にどうなるのかは想像がつきます。
どちらにしても何かトラブルが起これば、最終的には「手を下した人」の責任になります。
不運にもババ抜きのババを抜くのはだれでしょう?
かぶれもそうですがご要望にお応えできなければ結局美容師が悪人にされやすいです。
カラーパッチテストの話しに戻ります。
「パッチテストをやりましょう。」
しかしお客様が快く
「どーぞ、どーぞ」とは言って下されず拒む場合が多いです。
ドラッグストアなどで購入し、ご自分で髪を染めている人も多いと思います。拒まれたらやりようがありません。
どうやって危険性をあぶりだすのか?
そのために問診チェックの重要性をお伝えしています。。問診チェッツクは拒まないでほしいです。
48時間パッチテストよりも「問診・視診」は時間がかかりません。
2.今日、髪を染めたい
パッチテストは48時間かかります。
パッチテストをしなかった
「あなたが悪い!」
と責めますがパッチテストをやる、やらない以前に48時間もできますか?
パッチテストができない現実は、
メーカーさんだって美容師さんだって染めるご本人様だって知っているでしょう。
できない!からです。
親切にパッチテストのことを書いてあるにもかかわらず、
消費者は48時間もの長いテストをする人いらっしゃいますか?
なぜやらないのか?
できない?
できない!!
3.髪を染めている人が多いのにパッチテストはやらない
髪染め人口は増えているにもかかわらず、パッチテスト人口は伸び悩んでいます。
「パッチテストなんて、めんどくさ~~ィ!」
48時間もヘアカラーを腕につけておくなんてはっきり言って、
だれもやりません。
日本で売っているものなら安心。
毎回染めても何も症状がでないので安心。
「大丈夫、大丈夫」と危機感を持たれています。
ヘアカラーパッチテストをしないのはご自分の諸事情ということになります。
パッチテストの話しに入る前に髪染めの流行の足跡をたどってみましょう。
3-1髪染めの流行
髪染めはいつからはじまったのでしょうか?
それほど歴史は長くはありません。
時代をさかのぼると芸能人が髪をピンクにしたり青にしたり
髪をカラフルに演出するようになりました。
ヘアマニキュアの歴史はそう古くはないです。
芸能人やファッション雑誌を模倣し、それが流行です。
かわいい芸能人やファッション雑誌に取り上げれば、
一般の多く人が真似をしたくなるのが流行です。茶髪ブームの到来です。
私が子供の頃の髪染めの印象は
「茶髪」=「不良」
みたいな勝手なイメージがありましたが今では生活に密着するほどになりました。
子供から大人まで、男女ともに染めてもあたりまえ。
日本人は西洋人にいつも憧れています。
西洋人のようなオウトツのある容姿にコンプレックスを深く持っています。
しかし日本人の顔は西洋人と比べるとオウトツがなくへん平です。
オウトツのない顔に髪が茶色だと顔がぼけてしまいます。
オウトツのない顔に似合うように、
「日本人には黒髪」
と神様が与えてくださったのだと思えてなりません。
しかし、
黒髪はやぼったい
おしゃれじゃない
個性がだせない~
など日本人自らが日本人の黒髪の色を評価をしなくなりました。
本当は日本人のつややかな黒髪を外人は高く評価しています。
高評価されていることを知らないのは日本人だけです。
日本人特有な皆が同じことをしなければ、
おかしな人?と思われがちな風潮があります。
「なぜ髪を染めないの?」
髪を染ないと逆に不思議がられる時代といっても過言ではなく茶髪は一世を風靡しました。
「なぜ、染めないの?」
染めないと時代遅れで、異性からもてない?
若い頃におしゃれを楽しんでいた人達が加齢とともに白髪に悩むようになっていきます。
白髪でいることが、「身だしなみが悪い人」みたいに評価されます。
人の目が気になります・・・
コンピューターを一人一台持つ時代です。
綺麗な顔写真のワンショットをとれば友達も増えるかもしれません。
若白髪だとしたらリクルート写真は白髪だと第一印象で、選考に落ちるかもしれないという危機感。
久しぶりの同窓会。同級生のあの人よりは若く見られたい。
結婚式に髪を染めてなければ、相手様に失礼になる。
など、社会生活を営んでいる以上仕方がない場面も多いです。
誰が言いだしたわけでもないのに白髪を染めることが、
「身だしなみ」とも言われるようになりました。
家族は、遠慮なしにダイレクトに言います。
「なに?その頭?お母さん白髪がすごいよ!ちゃんと染めなよ」
まるで白髪にたしてストーカーのようにまとわりつく視線。
堪えられません・・・
人になんて思われているのだろう?という不安。
人にどう思われているか?一番気にするところですが、
みんながやっているから、、、ではなく自分はどうしたいのか?
という意識を持たれてほしいと願います。
人の意見に流されず自分の考えをきちんと持っている、という事こそ本当の個性ではないでしょうか?
髪染めは若い人からお年寄りまで生活の一部の習慣として広まったのです。
当たり前のように髪を染める人は多いですがでは、
「髪を染める前にヘアカラーパッチテストをしていますか?」
という話に戻ります。
カラーの薬がかぶれないか?を調べる方法がパッチテストです。
ヘアカラーパッチテストの方法は、
正確にアレルギー反応を調べるには時間がかかるのですね・・
「パッチテストは30分すればアレルギー反応はでますよ。」
と言われたことはありませんか?
48時間、時間を守りましょうと説明されているのに、
30分という時間を弾きだす理由は、美容院の諸事情があるのでしょう。
お客様自身も30分でパッチテストを受けたという感覚になります。。
パッチテストは、1度テストをすれば良いというものではなく髪を染めるたびに毎回しなければなりません。
体質の変化によりかぶれるようになる場合もありますので毎回必ず行ってください。
正しいパッチテストは毎回ですね!
美容の薬品のパッチテストとは以前かぶれたものが、
記憶細胞に記憶されていていないかを判定する試験です。
アナフィラキシーに対する試験です。
4.やりたくてもパッチテストができない理由
パッチテストの文献などをご提供いただいた資料などをもとにしながら、
現実と説明書を比較検討してみることにしました。
パッチテストをやりましょう、と文字には簡単に書けます。
でも、、、、、、、、、、、
消費者サイドのパッチテスチのやらない
ダントツの理由は、48時間という長丁場に耐えられないからです。
48時間のパッチテスト中にテスト部位を濡らしたりしてはいけないです。
やむをえずシャワー等する場合には、テスト部位を濡らさないように、注意しなければらないです。
パッチテスト中は、お風呂にも入れないです。
夏にお風呂に入れないなんて考えただけでもストレスですよね。
またお風呂は水が当たる場所ですから、腕だけ水に当たらないように工夫をする作業が大変です。
・・・シャワーだけでも試料に水分はかかってしまいます。
水分に触れて試験試薬が薄まってしまうと、正確な反応が見られなくなるという理由があります。
お風呂場は温度が高く皮膚吸収が促進される場所なので、
試験試薬がもし合わない人だったら危険です?
はやく染まる毛染めが重宝されて手軽に染められるようになったのに、
パッチテストに要する時間48時間も待つのは辛いです。
髪染めをするためには3日間、必要になります。
例えば、1月1日に美容院に行き
午前10:00時にパッチテストをしたとします。それから48時間の始まりです。
1月2日 午前10:00 24時間経過
1月3日 午前10:00 48時間経過
1月1日から1月3日。
3日目にようやく髪染めができる。
現実性がないです。。。
5.パッチテスト実体験をしてみた
パッチテストがどれだけ大変な作業なのか実際にやってみなければわかりません。
説明書通りにパッチテストを熟読してから始めることにしましょう。
髪をご自分で染められる方は、パッチテストの説明書をご覧になられたことがあるのではないでしょうか?
ちゃんと読んでいますか?
「48時間、時間を必ず守ってください。」
「はい。必ず48時間。頑張ります!!」
5-1.パッチテストをしてみよう!
試料を用意。
肌に優しいといわれる植物カラーの
ヘナとインディゴ(藍)で実際にパッチテストをしてみます。
1.) ヘナとインディゴの試料を作ります。
試料を作るのも一苦労。
後片付けも結構面倒ですよね・・・パッチテストがおっくうになります。
玉にならないようによく混ぜます。
2.) 試料を腕に塗ります。
(今回は100%ヘナとインディゴをつかいます。違うメーカーさんの物を2つ使用してみました)
3.) バンドエイドを貼りました
(ヘナを購入した時の説明書には、バンドエイドを貼るように書かれていました。)
※バンドエイドにかぶれる場合があるので、
「オープンテストをしましょう」
という説明を読ませてただきました。
※オープンテストとは、直径20mm程度の範囲で試料を単純塗布しそのまま被覆しない状態で置き20分~60分後および3日目4日目に判定する
出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/57/12/57_KJ00005180552/_pdf)
パッチテストは病院で行う検査ですね。
私が購入したヘナの説明書通りにバンドエイドを貼ることにしました。(洋服がよごれそうなので)
正確な検査をしたいのであれば、
パッチテスト専用のキットを購入したほうがよいかもしれません。
パッチテストは長時間放置するものなので試料を5~10倍希釈したものを使用したほうが良いです。
48時間。長丁場に挑戦です!! 憂鬱です。。。
マラソンが苦手な私にとって、マラソンランナーに無理やりされた感です。
4.) 休みの日を選ぶ
その日の夜はお風呂にはいれませんのでもちろん休みの日を選びました。
お風呂に入れないので掃除もできません。
だってお風呂に入れないのだから汚れるでしょ。どちらにしても、憂鬱でなにもしたくありません。
5.) 39時間経過。
我慢を続けていましたが仕事があるため、シャワーはしかたない・・・。
これで正確なパッチテストではなくなってしまいました・・・
39時間もがんばったのだから、最後まであきらめません。
試料はできる限りお湯に濡らさないように努力をしました。
サランラップを厳重にまきそのうえからビニール袋をかぶせます。
水が入らないように輪ゴムをしっかりはめます。
水が入らないようにときつめにしたゴムの後が,悲惨です。
輪ゴムで血が止まりそうで、貧血状態です・・・
6.) 洗えない
両手ビニール袋では髪がきちんと洗えないですよ。
頭を洗うために腕を上げるとお湯がビニール袋にはいりこみます。
お湯が腕を伝って流れ込みそうになるので、
ゆっくりお風呂にも入れない憂鬱さがどんどんつのります。
「腕も洗えないストレスが半端ありません。限界だ~~~~!!」
「もーパッチテストなんてやりたくな~~い!」
「やだ~~~~~~ぁ!」
まるでお風呂嫌いな子供のようです。
7.) 水が入らないように細心の注意が必要
がんばったのにやはり検体部分に侵水していました。(めっちゃ 汚らしい・・・)
しかも水分含んでしまったバンドエイド気持ち悪い・・・あと残すは9時間です。
水分を含んだため雑菌づくめで気持わる~~
水が入らないようにときつめにしたゴムの後が,悲惨です。
48時間のゴールのテープを切るまで頑張れー!!
8.)やっと48時間終了!!
天にも昇る感覚です。念入りに洗浄剤をつけて洗いました。
(洗っては流し・・を6回ほど繰り返して洗いました)
シミになったらいやだからです。
バンドエイドが取れた時の解放感は素晴らしい。ばんざ~い!!
し、し、しかし、バンドエイドで皮膚があかくなっている?これは醜い・・・
皮膚の弱い人だったらバンドエイドでかぶれを起こす危険性があります。
さてこれから髪を染め始めるということになりますが、くたくたで染める意欲がわかなくなりますよ。
5-2シミになったらどうしてくれるの?
パッチテスト終了後の皮膚状態を観察しました。
「うわ~ やだな。このシミ、本当にとれるの~~~?」
と少し不安になるくらいなシミ。
冬は長袖で隠せますが、夏はすぐにシミが落ちなかったら恥ずかしいかも。
しかもシミになった部分が紫外線に当たったらシミが濃くならないのかな?
しみは女性にとって美しさの視点から言えば敵ですよ~。
女性が悪にする紫外線のシミよりパッチテストのシミの方がよほど怖いです。
パッチテスト後の皮膚の様子を観察しました。
2日後
5日後
10日後
14日後
パッチテストは1回やればいいというものではありません。毎回です。
ということは・・・しみが消えそうになったところで、
またパッチテストをしなければならないのです。
地獄です。
余談ですがインディゴはちょっと赤くなりましたが、シミに残らなかったのです。
う~~~ん。これ意外な実験結果でした。
なぜ髪は染まるのに腕には染まらなかったのでしょう?
毛束にもきちんと染めてからはじめましたよ。
ヘナもインディゴを30分で鮮やかな青に染まりました。
ヘナのパッチテストのシミはいやですけれど、インディゴが皮膚に染まらなかったのは不思議でした。
一般の人には興味がないと思いますが、染色家としては面白い実験結果でした。
5-3.毎回、髪染めの前はパッチテスト
こんな辛いことを毎回「髪を染めるたびにテストをしましょう」
といわれてもできない!!
体調が日によって違うし、寝不足だったりしたらかぶれやすいので、
毎回パッチテストは必要になるというのは道理に叶っていると思いますよ。。。
年をとれば皮膚免疫力は落ちますからかぶれるリスクはたかまるばかり。
年を取ったら 「はい。パッチテスト!」
・・・って年取ったらますます面倒で、できなくなるのは目にみえています。
パッチテストをやりたくてもできないですねぇ。
苦しいパッチテストってこれってあなたのため?誰のためのため?
医療の検査を美容院に持ちこまれても困りますねぇ~。
ホームページに「初回の人はパッチテストをしてください。」
という文字を見たことがありませんか?
初回???初回だけではなく、毎回でしょ?
「本日はすいているからご来店ください」
って、パッチテスト48時しなければ染めてはいけないでしょ。。。ズル
まさかカット中(約30分)にパッチテストしておしまい?とかではないですよね?
とまあ、皆さまパッチテストをしましょうという通達を守る努力をしているわけです。
なので、パッチテストのことを
「努力義務」
と命名しました!
パッチテストはやらないよりやった方がもちろんいいですが、やりたくてもできない。
そもそも、30分で白髪を染めるためにヘアカラーが誕生したのに、
3日(48時間+施術日)パッチテストのために時間をかけているなんて馬鹿げた話ではありませんか?
「パッチテストをしなさい!」
「はーい。でもできな~~~い。」
6.染めるのは頭・検査は腕って・・?
パッチテストは腕で検査をします。でも染めているのは髪です。
腕は健康度が高い部分です。だってなにもしてないから。
頭は常に何かをしています。洗ったり、スタイリング剤つけたり、ドライヤーかけたり・・・
腕と頭皮は条件がまるで違います。
美容のかぶれの多くは、接触したところにかぶれが起こる。つまり接触性皮膚炎が心配されます。
そりゃ~長時間の接触をしていれば、かぶれる人も出てくるでしょう??
パッチテストで反応の検査をしているのはアナフィラキシーです。
アナフィラキシーは怖いです。毒が皮膚吸収され血管に入り、全身をかけまわると命にもかかわると、、、
髪を染めたのに顔がパンパンに腫れ上がる人もいますよね。
接触部分以外のところもかぶれを起こす場合があります。
腕に試料を塗りかぶれるのが顔、っていう場合はあります。
某有名グループの〇〇さんも髪染めで顔がパンパン。
ネットで拝見させてもらったら、まぶたがはれていたので驚いてしまいました。
最近一番多く心配されるのは、毒性がないものでもかぶれをおこすことです。
毒性のないものにまで反応してしまう現代人です。何に反応するのか個人個人で違います。
パッチテストの検査では正確な答えは出ないです!
反応が陰性でもかぶれる場合はあります。
例えばご自分の汗でかゆみがでて湿疹がでた場合あなたは毒成分をお持ちなのですか?って話です。
社会全体でしていることの蓄積が、全て美容に持ち込まれても困りますね~。
パッチテストは医療における検査です。美容院は病院と違う領域です。
パッチテストをしたかしないかで、責任追及されたら本当に迷惑です。
化学物質や重金属は
そこら中にゴロゴロ転がっています。
食事
洗剤
化粧品・・・・
きりがないくらい重金属や化学薬品に囲まれて暮らしています。
じわりじわりと、現代人の身体はデリケートになっています。
6-1.かぶれから逃れるためには日ごろのチェクが必要です
パッチテストは現実性がないので、日ごろからの皮膚の健康状態を、
チェックすることが大切です。ご自分でもチェックは簡単にできます。
◆髪の頭皮、顔にぶつぶつはできていませんか?
◆ふけはないですか?
◆痒みはないですか?
◆脱毛はないですか?
◆耳たぶはカサカサしていないですか?
◆太陽を避けるようなことをいつもしていないですか?
◆無添加製品を常時使用していないですか?
◆被膜剤入りの洗浄剤は使っていないですか?
◆天然成分配合のファンデーションは使っていないですか?
◆抗菌入りの製品は使っていないですか?
◆石鹸は使っていないですか?
長年の何気ない蓄積でかぶれは、だれが、いつ起こってもおかしくない状態です。
ヘアカラーのせいだけで、かぶれを起こすわけではなく、社会全体でしています。
化学物質の蓄積でじわりじわりと過敏症になっているのに、本人様は気づいていないということも多いので、
美容院でかぶれてしまった、というケースが多くなっているようです。
アレルギーのあぶり出しが必要です。
美容院はババ抜きのババをひきやすい場所です。
誰が引くのか、その時の運しだい・・・ババを運悪く引いた人がかわいそうです。
パッチテストはしたくてもできない。
しかし警告というものは良心的に受け止めて頂けないことが多いです。
頭皮が赤くなっていますよ・・・とかぶれの予告をしていても
「大丈夫。大丈夫」の連呼。
何かあったら、一瞬で大丈夫ではなくなります。
パッチテストは現実的には難しい作業です。
パッチテストは現実性がないということは、皆さまもわかっていることではないでしょうか?
パッチテストをしなかった美容師が悪い。
美容師の技術の過失だ!
なんて言われたとしたら・・・たまったものではありません。
美容師の見識が低いと思っているのでしょうか?
責任追及までされたらほんとうに迷惑です。
弱い者いじめはいけないと子供のころに教わったはずです。苦笑
美容のパッチテストを医療のパッチテストの方法を使うって無理です。
ヘアカラーアレルギー検査をするのであれば、毎回、病院で確認するべきです。
パッチテストは、やらなくてはならないものと思いこんでしまうのですが、
パッチテストは各メーカーの自主基準です
日本ヘアカラー工業会が「自主基準改正」を発表
引用:http://www.beautrec.jp/hotnews/1608/index6.html 出典:ザ・ビューレック社
6-2化粧品の毒性は低いから、じわりじわり
化粧品類というものは人体に使用するものですから毒性は低くいです。
猛毒を皮膚に付けら大変なことになります。すぐに症状がでますから。
逆に毒性が低いから、すぐに何かが起こらずに安心してしまいます。
毒性の低いものを繰り返すことで、じわり、じわり真綿で首を締めているのです。
安い、早い、が売り物の白髪を隠すヘアカラーです。
30分もあれば白から黒髪に。白髪を隠すのがスピィ―ディーになりました。
はやいことが評価されてきたのです。
染めのはやさを競いあっているのに、染めるまでのテスト時間が48時間という長期戦。
毎回、長距離ランナーのようにへとへとになりながらアレルーギ検査をしましょう。
ムリ、ムリ。
できないことは、できない!
この世で一番難しい取り扱い説明書。それがパッチテスト。
ちゃんと毎回48時間以上パッチテストをされている人がいらっしゃれば、
「神」と呼ばせて頂きます。
パッチテストのことはこちらでも詳しく書いているので ぜひお読みください。
↓↓↓
まとめ
パッチテストをやりましょう。
しかしお客様が快く「どーぞ」とは言って下されず拒む場合が多いです。
拒まれたらやりようがありません。
パッチテスト48時間長期戦にトライが難しい人は
必ず理学美容師の問診、視診チェックをお受けいただければと思います。美容の視点にたっての問診・視診です。
アレルギー検査は病院で見て頂くことをおすすめいたします!
美容は病気を治すところではなく美しくなって頂く場所。
病院と美容院の役割分担は全く違います。
ブツブツでまっかっか、ちりちりでは美しくありませんからね。
綺麗な肌や髪になってくださいね。それが美容の仕事です。
現代人の皮膚はデリケートになっています。
なぜ、皮膚が過敏の人がどんどん増えてしまったのか?
パッチテストを、「やれ、やれ、」という前に、
なぜアレルギーや過敏症の人が、どんどん増えてきたのか?
原因を知ることがまず先ではないでしょうか?
今後増えることがあっても減ることのないアレルギー症状。
直接人様の皮膚に関わる美容師サイドは神経質に眺めます。
人様の肌に直接触れることを許可された美容師だからこそ、
考えていかなければならないことだと思っています。
間違えだらけの美容をやめ、
毒性のある化学薬品を使わないことによる
根本的改善が必要。
そのためには、
経験や知識のある美容の専門家の
指導が不可欠です。
℡:045-804-1746
e-mail:izumi .prosper@gmail.com

プロスパー理学美容院オーナー。
横浜市泉区和泉町にて、「毒性のある化学薬品を一切使わない」美容院をオープン。
「あの頃の自分に戻れる」をコンセプトに、薄毛、白髪、縮毛、損傷毛に悩んでいる方を、
自然本来の美しい状態に、劇的に美しく改善している。
Facebookページやホームページで、そのビフォー・アフターを見るだけでも、プロスパー理学美容院の凄さがわかる。
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